2025.05.19 aiba

馬の異状検知プロダクト『aiba』のご紹介

株式会社アプリズムではAI(人工知能)の研究について積極的に取り組んでおり、研究から得られた成果や技術を活用し、社会に貢献できる多種多様なプロダクトを作り上げております。

当社が展開するAIプロダクトの中から、馬の異状検知プロダクト『aiba』についてご紹介いたします。

現場における課題
競走馬の育成施設や乗馬クラブなど、馬を飼養・管理する現場では、馬の健康状態の把握が極めて重要です。しかし、以下のような課題が多くの施設で顕在化しています。
● 厩務員による見回りでは、目を離す時間が生じる
● 怪我や転倒など、突発的に対応が必要な事態において、発見が遅れる可能性がある
● 異常時の状況を正確に報告するのが難しい
『aiba』は、AIで馬の状態を常時モニタリングすることで、これらの課題解決を図ります。

製品概要
『aiba』は、当社の強みとする画像解析系AIの技術を活用した、非接触・非装着型で馬の行動を監視する異状検知プロダクトです。
【主な機能】
● AIによる行動解析
 映像から馬の行動をリアルタイムで解析し、普段と異なる異状行動を検出
● 即時通知
 異状行動が検知されると、スマートフォンへ即座にアラートを発信し、厩務員の迅速な対応を支援
● 映像の記録と確認
 リアルタイム映像はもちろん異状検出時の映像は、いつでも確認が可能

『aiba』の概要図

『aiba』専用アプリ

『aiba』が馬を常時モニタリング

『aiba』が解決する課題
『aiba』を導入することで、以下のような課題解決が可能となります。
● 24時間365日、馬を常時モニタリングし、見守り体制を強化
● トラブルの早期発見により、迅速な処置をサポート
● 馬に関わる全ての厩務員へ、迅速に情報を展開
これらの課題を解決すると共に、厩務員の負担を軽減しつつ、動物福祉の向上にも貢献することができます。

導入事例

お客様の声
一般的な乗馬クラブと異なり、ラクエドラゴンホースパークは夜間の宿直を置いていません。従業員のワークライフバランスに配慮しつつ、夜間も馬が安全に過ごせるような環境づくりのためにaibaの導入が決まりました。

宿直で夜通し馬の様子を確認していたとしても、異状を見つけたら各スタッフへ連絡を入れるところから対応が始まります。aibaなら異状検知の段階で、自動で全員に連絡が届き、誰が駆け付けられるか決めることができます。


ドライブレコーダーのように異常行動の前後は録画保存されているので、離れていても馬の様子を動画で確認できます。そのため、到着後は無駄なく迅速な対応ができます。通常は「宿直が無い」というのは考えられないですが、aibaがあれば安心です。


(ラクエドラゴンホースパーク 楠本 將斗さん)

株式会社アプリズムは、これからも最先端の技術を活用し、馬と人が共生できるより良い環境作りに貢献してまいります。

■aiba公式ホームページこちら → https://aiba.solution.apprhythm.ai/
■『aiba』の製品名およびロゴは、株式会社アプリズムの登録商標です。
【本件に関する問い合わせ先】
株式会社アプリズム AIプロダクト本部
〒542-0076 大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ27階WeWork
Tel:06-4708-8959 Email:aiba_sales@apprhythm.co.jp