2025.08.28 AIP

【エッジ生成AI】エッジデバイス上で動く生成AIを用いた物体検出の実現

株式会社アプリズムでは、エッジデバイスで動くリアルタイムでの物体検出に取り組んでおります。(エッジ生成AI)。

今回エッジデバイス上で生成AIを用いた物体検出を実現させることができましたので、その取り組みと成果についてご報告致します。

本システムは、AIアクセラレータとマルチモーダルモデルを組み合わせることにより、抽象的な現象の検出や、学習データを必要としない検出モデルの構築が可能となっております。本システムのハードウェアにはRaspberry Pi 5(8GB)、Hailo8を使用します。実際の画面イメージを以下に示します。任意の動画またはリアルタイムの映像に対して、テキストプロンプトで指定された概念(例:fallen person)が画面に存在するかを瞬時に検出する機構を備えています。

図1

ここでは一例として、転倒者の検出が可能かどうかを検証した結果を示します。転倒検知は介護施設などで長らく困難とされてきた物体検出の課題の一つで、入居者の安全を守ると同時に、人手不足という社会的課題を解決するための手段としてその必要性があげられていました。

この検証では、弊社で撮影された転倒者の動画を用いて、転倒者を検出するためのキーワードが表示されるかを確認しました。キーワードはいくつか試した結果、「fallen person」とした時に最も検出率が高かったので、こちらを採用しています。この結果、半数の転倒画像について「fallen person」が表示されることが確認できました。特に、人物が画面中央に大きく写っていたり、カメラに対して横向きに横たわっていたりする場合では、高精度で転倒を検出することができ、リアルタイムでの転倒者検知システムの精度向上へ一定の効果があることが確認されました。

また、その他のキーワードについても検証を行いました。以下の表にその一例を示します。

図2

普通名詞が検出されることはもちろんのこと、固有名詞であってもある程度の検出が可能であり、応用できる範囲の広さを伺うことができます。

以上の検証により、本システムがリアルタイムでの転倒検出の精度向上をはじめ、様々な分野への応用の期待が持てることが確認されました。

低コストかつオフライン運用が可能な本技術は、工場や倉庫での作業状況の把握、部品探索、インフラ設備の監視・保守、さらには商業施設における顧客行動の分析など、幅広い現場での活用が可能です。

当社ではこの技術を活用し、社会的課題の解決に向けた新たなソリューションの開発に取り組んでおります。また、すぐにお試しいただけるデモ機もございますので「現場の可視化」「点検の効率化」「顧客行動の分析」などに課題をお持ちの方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。現場に即したご提案やデモのご案内も可能です。

【株式会社アプリズムについて】
株式会社アプリズムは、経営理念に「最先端技術で未来を創造する」を掲げ、
エッジデバイス×生成AI×カメラのプロダクトを提供し、社会や産業に革新をもたらす展開を取り組んでいます。

URL:https://www.apprhythm.co.jp/

【本件に関する問い合わせ先】
株式会社アプリズム AIプロダクト本部
〒542-0076 大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ27階WeWork
Tel:06-4708-8959 Email:aisol@apprhythm.co.jp