2026.01.13 AIP

HSIカメラ × AI技術による革新的外観検査を実現

株式会社アプリズム(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役:仙敷 久善)は、薬品の外観検査において、ハイパースペクトルイメージング(以下、HSI)技術とAI解析を融合した新たな検査手法の開発に成功しました。

◆概要
本研究では、レーザー光や特殊照明を用いずに「HSI」と「人工知能(AI)解析」を組み合わせた薬品の外観検査を実施しました。その結果、肉眼や従来のカメラでは判別が困難な薬品の差異を高精度かつ検出・抽出することを確認ました。
これによい、品質管理の精度向上と検査工程の効率化が期待されます。

◆背景
従来、薬品の品質管理は、錠剤や粉末の色などを人の目で確認する外観検査が中心でした。しかし、微細な成分差や見た目ではわかりにくい変化の検知には限界があり、熟練者の経験に頼る部分が多くありました。本研究では、hisによる多波長データとAIによる特徴抽出を活用し、より精密かつ自動化された品質評価の可能性を検証しました。

◆手法
本研究で用いたHSIは、600~900nmまでの多波長情報を同時に取得でき、従来のカメラでは捉えきれなかった錠剤や粉末の微細な外観や成分の違いを可視化します。室内照明下で取得したHSIデータをAIで解析し、薬品の微細な特徴を自動的に抽出・識別する仕組みを構築しました。これにより、非接触・非破壊で安全かつ迅速な検査が可能となります。

◆結果
HSIカメラにより、室内光環境下でも錠剤や粉末の微細な外観を鮮明に捉えることができました。さらにAI解析を組み合わせることで、肉眼や通常のカメラでは識別しにくい微細な成分や外観パターンを自動的に抽出できることを確認しました。

 

◆応用と意義
本技術は、錠剤や粉末の微細成分パターンの解析、品質管理や製造プロセスの高度化への応用が期待されます。医療品分野のみならず、食品や化学製品など多様な業界での品質管理への展開も可能です。非接触・非破壊で安全にデータを取得できるため、幅広い薬品分野や用途での利用が見込まれます。

◆まとめ
本研究により、HSIとAIを組み合わせることで、室内光環境下でも従来は目視や通常のカメラでは確認が難しかった錠剤や粉末の成分パターンを検出・抽出できることが示されました。今後は、さらなる精度の向上や応用範囲の拡大が期待されます。簡易的なPoC(概念実証)も実施可能ですので、薬品の品質管理や製造プロセスへの応用にご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

【株式会社アプリズムについて】
株式会社アプリズムは、経営理念「最先端技術で未来を創造する」のもと、世界をリードする技術プロダクトを提供し、社会や産業に革新をもたらす展開を進めています。
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【本件に関する問い合わせ先】
株式会社アプリズム AIプロダクト本部
〒542-0081 ⼤阪市中央区南船場2-9-8 シマノ・住友生命ビル1F
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